目標管理・人事評価システムの導入を検討しているなら最低限把握したいMBOの基礎知識

MBOの概要

MBOの概要

MBO(目標管理制度)とは、社員一人ひとりが目標を設定し、その達成度で評価を行う制度のことです。これは有名な経営学者ピーター・ドラッガーが自著の中で提唱したもので、正式な名称である「Management by Objectives」の頭文字を取り、「MBO」と呼ばれています。

達成すべき目標は、個人や組織が一方的に決めるわけではありません。社員自身が設定した目標と組織の目標をリンクさせ、上司と相談しながら設定していきます。自分自身で設定した目標ですので、社員自身が意欲的に仕事に取り組むことができ、結果的に組織としての業績向上につながります。

MBOのルール

MBOでの目標設定では次の五つのポイントを重視しながら設定します。

  • 明確で具体的である
  • 適正なレベルである
  • 達成に向けた期限を設定する
  • 実際に達成するための方法を明記する
  • 組織の戦略と自分に求められる役割をふまえて設定する

MBOのメリット

社員の主体性や能力が高まる

目指すべきゴールが明確になっていれば、そこに向けて社員が自主的に判断し行動できます。上司に与えられた指示をこなすだけでなく、自ら考えて解決するように行動し続けることで能力が伸びます。

モチベーションが向上する

目の前の仕事をこなすだけでは、組織の一員として働いているという実感は湧きにくいはずです。

しかし、MBOでは組織の目標とすり合わせながら、個人の目標を設定します。自分自身が設定した目標のため、モチベーションを高めつつ仕事をこなせますし、「自身は組織の役に立っている」という自信も芽生えます。

評価がしやすくなる

社員一人ひとりを丁寧に評価していくのは、言葉で言うほど簡単ではありません。しかし、MBOを実施した場合、個人ごとにどのような目標があり、結果はどうだったのかが明確なため、評価が行いやすくなります。

MBOを実施するときの注意点

MBOを実施するときの注意点

MBOを実施するためには、それぞれの社員がきちんと制度について理解する必要があります。MBOでは社員一人ひとりの自主性が求められますので、理解が不足していると制度を上手く運用できなくなってしまいます。

また、評価がしやすくなる一方で、評価者が一人だけだと不公平になる場合もあるため注意が必要です。評価者はできるだけ複数人用意して、公平な評価になるように工夫すると安心です。

MBOは正しく理解して導入しよう

MBOを実施する際は、まずどういった制度なのかを正しく理解する必要があります。どのようなメリットがあり、運用していく上で注意すべき点は何であるのかを理解してはじめて、MBOは効果的に活用していけます。

目標管理制度に関してより詳しく学びたいという方は、目標管理・人事評価システムを提供するTAG社会保険労務士事務所にご連絡ください。目標管理・人事評価システムの導入をサポートしてきた実績と専門家としての知識を活かして、わかりやすく役立つ情報をお教えします。

また、目標管理・人事評価システムそのもののご質問も随時受け付けていますので、導入をご検討中でしたらお気軽にお申し付けください。

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